コーヒー発祥の地として知られる「エチオピア」。「コーヒー」の語源は、エチオピアのコーヒー栽培地の中でも「カッファ」と呼ばれる地域に由来していると言われ、コーヒーの成育にふさわしい1,300〜2,400mの標高、
肥沃な火山灰土壌、年間1,500〜2,500mmに達する降雨量がエチオピアのコーヒーをアラビカ種の中でも際立つ風味のコーヒーに育て上げます。
エチオピアでは複数の小規模生産者が収穫したコーヒーの実をウォッシングステーション(W/S)に持ち込みロットが作られるのが一般的で、今回ご紹介するロットはシダモ地域ベンサ地区ボンベ村のアイラ・ウォッシングステーションのコーヒーです。W/Sに持ち込まれたコーヒーの実は、発酵槽に12時間浸けられます。この工程をすることにより、コーヒーの甘さが増す助けになるそうです。その後、アフリカンベッドに5cmの厚みに広げられ28日間かけて乾燥され、ゆっくりと酵素反応し素晴らしい甘さのコーヒーになります。風味特性は、キウイフルーツを思わせる風味とジャスミンのような香りが魅力的です。
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