00-ボリビア ロス・ロドリゲス(中深煎り)

100g 972円(税込)〜

豆の状態
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生産国  :ボリビア
地域  :ラ・パス県 サンタ・クルス サマイパタ
生産者  :ペドロ・ロドリゲス・ペニャリエータ
標高  :1396-1700m
品種  :カトゥーラ
生産処理  :ウォッシュト
焙煎度合い  :中深煎り
風味特性  :梨&きび砂糖の印象

【コメント】 
ボリビアでは元々、鉱山で働いていた人達が集団居住を行い、「コロニー」というコミュ二ティ(村の様なもの)を作って生活しており、これらの人々に土地が与えられコーヒー栽培が伝わり、ボリビアでのコーヒー栽培が盛んになりました。その多くは大変小規模で家族単位で農園を営んでいます。そして、ほとんどの生産者は収穫期にしか農場を訪れず、手をかけて育てなければコーヒーの生産量が減ったり、木が枯れたりしてしまうということを理解している生産者は僅かしかいませんでした。

その結果、収量が落ちて生産性が悪くなり、現在ボリビアではコーヒー栽培からコカ栽培に転じる生産者が多く、これまで多くのコーヒーが生産されてきたコロイコのとある地域では5年前の収量の1%にも満たないところまで激減しているそうです。アグリカフェのオーナー、ペドロ・ロドリゲスさんは、ボリビアのコーヒー生産の現状を改善するため2014年にソル・デ・ラ・マニャーナとフィンカス・ロス・ロドリゲスというプログラムをスタートしました。ボリビアの生産者が高品質なコーヒー栽培を可能とし生産量を増やすための支援と教育、ノウハウの共有を行うものです。

サンタ・クルス県サマイパタはもともとコーヒー産地として有名な場所ではありませんでしたが、ペドロさんたちはこの場所でスペシャルティコーヒー栽培の試みを続けてきました。 高い標高と高湿度、そして時に涼しくなる気温という特徴を持つこの地域の熱帯気候、そして独特な土壌に恵まれたこのエリアは、さまざまな品種のコーヒー栽培の実験場と して理想的な場所です。

どの品種がこの土壌とこの地域の緯度・標高に一番合うのかを調べる ため、ペドロさんは現在までに50種を超えるコーヒーを植えられました。コーヒーの木を品種ごとに区切るために、もともと生えていたレモンやミカンの木をそのままに保ち、その果実を地元市場で販売することもしています。今回ご紹介するロットは、品種がカトゥアイで生産処理がウォッシュト。梨やきび砂糖を思わせるやさしい風味でなめらかな口当たり、後味スッキリしでとても綺麗な味わいです。ボリビアコーヒー特有の奥行きのある味わいとなめらかな質感をお楽しみください。