ドラゴン農園のオーナー、ルイスさんは弟さんのオスカーさんと共にマイクロミルと5つの農園を運営しています。
モンヘ家はお祖父様の代からコーヒー栽培をしていましたが、以前はコスタリカの大半のコーヒー生産者がそうであったようにメガミルと呼ばれる大規模生産処理場にチェリーを持込んで買い取ってもらい、それはコモディティコーヒーとして輸出されていました。
しかし、メガミルのチェリーの買取価格は安く、品質向上を図るのは難しく、またその収入で家族を養い、子どもたちを学校に通わせることも厳しい状況でした。そこでルイスさんは、自らコーヒー豆の生産処理を行うこと決意し、設備の購入資金を作る為アメリカに出稼ぎに行き2007年にマクロミルを設立したのでした。
私が初めてコスタリカへ視察に行ったのもちょうど2007年、今ではコスタリカ全土に数百あるマイクロミルも当時は10箇所ほどしかありませんでした。あれから17年経ちますが、ラリアは品評会に何度も入賞を果たし素晴らしいコーヒーを毎年届けてくれています。本当にルイスさんとオスカーさんの努力と情熱には本当に頭が下がります。
スギコーヒーがこうしてコーヒーの仕事を続けていられるのも、ルイスさんのような生産者の方たちがいてくれるかこそですね。感謝しかありません。
今回ご紹介するコーヒーは、ドラゴン農園で栽培されたもので、ドラゴンの名前は、タラス地区にあるドラゴンマウンテンの尾根にあることからその名前が付きました。農園には太平洋からの風が新鮮で清潔な空気を運び、コーヒー栽培に良い影響を与えているそうです。
焙煎の度合いは中深煎りで、アップルやブラウンシュガーを思わせる風味が滑らかな質感もお楽しみいただけます。ルイスさんとカルロスさんの努力と情熱を感じながらお楽しみください!
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