ケニアでは、一人あたりの生産者の栽培面積は平均0.2ヘクタールと大変小規模で、同じエリアの複数の生産者が収穫したコーヒーチェリーをファクトリーと呼ばれる生産処理場に持ち寄ることが一般的です。
今回ご紹介するルアライファクトリーは、ナイロビから約150キロ、ニエリ郡のガキンドゥ地区に位置しており、ルサカ農協により運営されていおります。組合には約600人の小規模生産者が所属しており、所属メンバーは収穫したコーヒーチェリーをファクトリーに持ち込み、その持ち寄ったコーヒーチェリーでロットが作られています。
「ルアライ」とはキクユ族の言葉で「岩々の土地」という意味で、ファクトリーに沿って流れる岩だらけのルアライ川が名の由来となっているそうです。組合では厳しい選定基準を設けられており、収穫当日に運びこまれるチェリーを、パルピング前にハンドピック選別し、きれいな水で精選されます。その後、パーチメント状態での発酵処理と水洗いされ、アフリカンベッドでの天日乾燥されます。乾燥が終わると脱殻から二次選別を行うドライミルへ運ばれ最終処理されます。
ルアライ・ファクトリー 中煎りは、上質なケニア産コーヒーが持つカシスやオレンジを思わせる複雑な風味を楽しめます。
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