00-ケニア ルアライ・ファクトリー(中煎り)

1,080円(税込)

豆の状態
購入数

生産国  :ケニア
ファクトリー  :ルアライ
生産者  :ルサカ農民共同組合約600人の小規模生産
地区  :ニエリ地区
標高  :1650-1800m
品種  :SL28、SL34、ルイル11、バティアン
生産処理  :ウォッシュト
乾燥方法  :アフリカンベッド
焙煎度合い  :中煎り
風味特性  :ブラックカラント&パッションフルーツの印象

【ストーリー】 
岩々の土地から届く、鮮やかな一杯

ケニアの首都ナイロビから北へ約150キロ。アバーディア山脈とケニア山に囲まれたニエリ郡の高地に、ルアライ・ファクトリーはあります。

近くには、家畜や野菜、果物を売買するガキンドゥの露天市場が開かれ、人々の声が行き交います。その市場を抜けた先、赤い大地と緑豊かなコーヒー畑の間を、岩の多いルアライ川が流れています。

「ルアライ」とは、現地のキクユ族の言葉で「岩々の土地」を意味します。ファクトリーの名は、その傍らを流れる岩だらけの川に由来しています。1951年に川沿いで始まったとされるこの精選所は、現在、ルタカ農業協同組合によって運営されています。

標高1,600〜1,800メートルの斜面には、約600人の小規模生産者の畑が点在しています。肥沃な赤い火山性土壌、昼夜の寒暖差、十分な雨に恵まれたこの土地では、コーヒーチェリーがゆっくりと熟していきます。栽培されているのは、ケニアを代表するSL28、SL34に加え、病害への耐性を持つRuiru 11とBatian。多くの生産者は家族で小さな畑を守り、一粒ずつ熟した実を選びながら収穫します。

収穫の日、生産者たちは摘み取ったばかりのチェリーをファクトリーへ運びます。さまざまな畑から持ち寄られたチェリーは一つのロットとなりますが、その前に厳しい選別が待っています。未熟な実や傷んだ実を人の手で丁寧に取り除き、品質の良いチェリーだけをパルピング。果肉を除いた豆はパーチメントの状態で発酵させ、きれいな水で繰り返し洗われます。

さらに、ケニア式ウォッシュドの特徴でもある水への浸漬を経て、アフリカンベッドと呼ばれる高床式の乾燥棚へ。昼間は太陽と風を受けながら均一に乾かし、強い日差しや夜露から守るため、必要に応じて覆いを掛けます。乾燥を終えたパーチメントはドライミルへ運ばれ、脱殻、サイズ選別、比重選別、最終的なハンドピックを経て、ようやく輸出されるコーヒーへと仕上がります。

今回、スギコーヒーロースティングでは、このルアライ・ファクトリーの豆を中煎りに仕上げました。口に含むと、ブラックカラントを思わせる濃密な果実味が広がり、続いてパッションフルーツのような明るく生き生きとした風味が現れます。透明感のある酸味と甘さが重なり、冷めるにつれて複雑な表情を見せてくれます。

岩々の川が流れる高地で、約600人の生産者が大切に育てたコーヒー。その一杯には、ニエリの赤い大地、澄んだ水、そして丁寧な仕事を積み重ねてきた人々の物語が詰まっています。