00-季節限定 Specialty Blend アニバーサリー(中深煎り)

972円(税込)

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期間限定Specialty Blend アニバーサリー ブレンド

生産国:ニカラグア 中煎り&ケニア 深煎り
焙煎度合い:中深煎り
風味特性:アップル&ブラックカラントの印象

〈 ストーリー〉
—創業の思いを胸に・・・

今年も、創業の思いを胸に刻む季節がやってきました。

スギコーヒーの始まりは1977年、昭和52年。店主 杉浦が小学3年の頃。物語は、10坪の小さな喫茶店から静かに動き出しました。開店当初は業者から豆を仕入れていましたが、父はすぐに決意します。「もっと美味しいコーヒーを届けたい」その思いから、当時では珍しかった焙煎機を導入し、自家焙煎の挑戦を始めました。

煙の香りとともに、父の探求心と情熱が店いっぱいに広がり、これこそが今のスギコーヒーの原点となりました。毎年アニバーサリーブレンドを仕上げるたびに、当時の父の背中がふっと浮かび、「美味しいコーヒーをお客様に」という原点に自然と立ち返ります。

そして今年、ブレンドの主役に選んだのは、僕と同じように父親の背中を見て育ったニカラグアのルイス・アルベルトさんが丹精込めて育て、数々の品評会でその実力を証明してきたパカマラ種です。

ルイスさんが日々研究を重ね、生涯をかけて磨き上げてきた、“彼の代名詞”とも呼べる特別なコーヒーです。そのパカマラに、今回はケニア・ニエリヒルの深煎りを重ねました。まるで鮮やかな一筆が絵に奥行きを与えるように、味わいに深みと立体感をもたらしています。

カップを口に近づけると、まずウンレガロ由来のリンゴのような優しい香りがふわっと広がり、中盤にはケニアらしいブラックカラントの甘さが静かに寄り添っていきます。最後には二つの個性が重なり合い、心地よい余韻として静かにほどけていきます。

ルイスさんは、店主 杉浦より一つ上の56歳。立つ場所は違っても、同じ時代を生きてきた二人の物語。そして、その物語はスギコーヒーとお客様が紡いでいく現在進行形の物語へとつながっていきます。すべてが溶け合い、一杯のコーヒーという形で結晶となる──そんな特別な2025‐26アニバーサリーブレンドを、どうぞゆっくりとお楽しみください。

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