00-ケニア カグモ・ファクトリー(中煎り)

1,080円(税込)

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生産国  :ケニア
ファクトリー  :カグモ・コーヒー・ファクトリー
生産者  :複数の小農家たち
地区  :キリニャガ地区
標高  :1550m
品種  :SL28、ルイル11、バティアン
生産処理  :ウォッシュト
乾燥方法  :アフリカンベッド
焙煎度合い  :中煎り
風味特性  :ブラックカラント&オレンジの印象

【ストーリー】 
ケニア山の風が育んだ、黒い果実とオレンジの余韻。
鮮やかさの中に気品を宿す、カグモの一杯。

赤道直下の大地に雄大にそびえるケニア山。その西側斜面とアバーデア山脈の東側斜面に挟まれたキリニャガの高地に、カグモ・コーヒー・ファクトリーはあります。

標高約1,550m。年間を通して比較的涼しい気候と、ミネラルや有機物を豊かに含む赤色火山性土壌。ケニアを代表する優良産地を形づくる恵まれた自然環境の中で、地域の生産者たちは一粒一粒のコーヒーチェリーと向き合いながら、長年コーヒーを育て続けてきました。カグモが所属するムティラ農業協同組合の歴史は1950年代にまで遡り、この土地のコーヒー生産を世代を超えて支えてきました。

畑で育てられているのは、SL28、Ruiru 11、Batianなど、ケニアを象徴する品種たち。周囲にはバナナやマカダミア、グレビレアの木々が育ち、豊かな緑の中でコーヒーチェリーはゆっくりと成熟していきます。

収穫されるのは、十分に熟した赤いチェリーだけ。丁寧に手摘みされた実は、その日のうちにファクトリーへ運ばれ、未熟果や過熟果を取り除いた後、果肉を除去します。発酵、水洗を経たパーチメントは、ケニアの澄んだ空気と太陽の下、アフリカンベッドの上でゆっくりと水分を整えていきます。こうした一つひとつの地道な仕事が、カグモならではの透明感と美しい果実味を支えています。

そして今回、このロットの魅力を最も美しく引き出せるよう中煎りに仕上げました。

カップから立ち上がるのは、ブラックカラントを思わせる艶やかな黒系果実の香り。ひと口含むと、そこへ瑞々しいオレンジのような明るい果実味が重なり、口いっぱいにジューシーな味わいが広がります。

鮮やかな酸だけではありません。その奥には熟した果実を思わせる豊かな甘さがあり、口当たりはなめらか。温度がゆっくりと下がるにつれて、ブラックカラントの深みと柑橘の清涼感がより鮮明になり、最後には上品な甘さと澄んだ余韻が静かに残ります。

力強さがありながら繊細。華やかでありながら、どこか凛とした佇まい。 ケニア山の麓で育った一粒のチェリーが、生産者の手仕事、水、太陽、そして長い時間を経て、一杯のコーヒーへと姿を変える——。

キリニャガの大地が育んだ鮮やかな果実味と、カグモに受け継がれてきた丁寧な仕事。その魅力を凝縮した、今回のロットならではの特別な一杯を、ぜひゆっくりとお楽しみください。