00-エチオピア アレマイエフ・ヒロ(浅煎り)

100g 1,134円(税込)〜

豆の状態
購入数

生産国  :エチオピア
農園  :アレマイエフ ヒロ
生産者  :アレマイエフ ヒロ
地区  :シダモ州チレ郡、ハロ・ベコラ村
標高  :1,900m
品種  :エチオピア在来種
生産処理  :ナチュラル G1
焙煎度合い  :浅煎り
風味特性  :メロン&ジャスミンの印象

【ストーリー】 
‐アレマイエフ・ヒロの夢

エチオピア南部、シダモ州チレ地区。エチオピア最大の天然森林として知られるハレンナフォレストの豊かな自然に囲まれた標高1,900mの高地に、アレマイエフ・ヒロ氏の農園があります。周囲には希少な野生動物や多様な鳥たちが生息し、澄んだ空気と肥沃な土壌、そして昼夜の大きな寒暖差がコーヒー栽培に理想的な環境をつくり出しています。

アレマイエフ氏のコーヒーづくりは、父親から受け継いだわずか2ヘクタールの農地から始まりました。父親は土地を6人の息子に分け与えましたが、彼は与えられた環境に満足することなく、自らの夢を追い続けました。周辺の農家が他地域へ移住するたびに土地を少しずつ買い足し、長い年月をかけて農園を拡大。現在では6.55ヘクタールの農園を所有するまでになりました。

しかし、農園が大きくなったからといって、仕事が楽になったわけではありません。アレマイエフ氏は妻とともに毎日の農園管理を行い、チェリーの熟度確認から乾燥工程まで細やかに目を配っています。収穫期には最大50人の作業員を雇用しながらも、自ら畑に立ち、品質管理の最前線に立ち続けています。

農園の中央にはロドマ川が流れています。この豊かな水資源は、彼が将来建設したいと考えているウォッシングステーションの夢を支える大切な存在です。

2020年には自ら輸出ライセンスを取得し、海外のロースターへ直接販売できるようになりました。しかし、世界市場で安定した取引先を見つけることは決して簡単ではありません。良質なコーヒーを生産していても、仲介業者を通じて販売せざるを得ないことも多く、自分のコーヒーが正当に評価されない悔しさを感じることもあります。それでも彼は、「もっと良いコーヒーをつくりたい」という情熱を失うことなく、日々品質向上に取り組んでいます。

このコーヒーは、そんなアレマイエフ氏の努力と情熱が詰まった一杯です。

収穫された完熟チェリーは、一粒ずつ丁寧に選別された後、120台ものアフリカンベッドに広げられます。乾燥期間は18〜21日間。その間、チェリーは1日に6回も攪拌され、均一に乾燥するよう管理されます。エチオピアの強い日差しと冷涼な夜風を受けながらゆっくりと水分を抜いていくことで、ナチュラルプロセス特有の豊かな甘さと複雑な香味が形成されていきます。

私たちはこのコーヒーが持つ個性を最大限に引き出すため、浅煎りで仕上げました。カップにお湯を注いだ瞬間、まず感じるのはジャスミンを思わせる華やかなフローラルアロマです。その香りはまるで春の花畑を歩いているかのように優雅で、エチオピアらしい魅力を存分に感じさせてくれます。口に含むと、完熟したメロンやトロピカルフルーツを連想させるみずみずしい果実味が広がります。派手な甘さではなく、透明感のある上品な甘さが印象的です。

さらに、滑らかでシルキーな質感が全体を優しくまとめ上げ、飲み進めるほどに心地よさが増していきます。そして飲み終えた後には、果実の甘さと花の香りがゆっくりと重なりながら長く続き、穏やかで幸せな余韻を残してくれます。

父から受け継いだ小さな農園を、自らの努力で大きく育て上げたアレマイエフ氏。その夢はまだ道半ばです。いつの日か自分自身のウォッシングステーションを建設し、世界中の人々に自分の名前でコーヒーを届けたいと願っています。

この一杯には、シダモの豊かな自然だけではなく、家族とともに未来を切り拓こうとする一人の生産者の情熱と夢が込められています。遠くエチオピアの高地で育まれた物語に思いを馳せながら、ぜひゆっくりと味わってみてください。きっとカップの中から、アレマイエフ氏の歩んできた道のりが感じられることでしょう。

イメージはありません。