00-ケニア ガクンドゥ・ファクトリー(深煎り)

1,080円(税込)

豆の状態
購入数

生産国  :ケニア
ファクトリー  :ガクンドゥ
生産者  :1626名の小規模生産者
地区  :エンブ地区
標高  :1650m
品種  :SL28、ルイル11、バティアン
生産処理  :ウォッシュト
乾燥方法  :アフリカンベッド
焙煎度合い  :深煎り
風味特性  :ビターチョコ&パッションフルーツの印象

【ストーリー】 
ー赤い大地が育む、果実香るビターチョコの印象

ケニア中央部、雄大なケニア山の裾野に広がるエンブ郡。赤土の道を進んだ先、標高約1,650mの高地に、ガクンドゥ・コーヒーファクトリーはあります。朝晩は涼しく、年間約1,100mmの雨が大地を潤すこの土地では、濃い赤色をした火山性土壌の上に、コーヒーの木々がのびのびと枝を広げています。

農園では、グレビレアやマカダミアの木がやわらかな木陰をつくり、その下でSL28、ルイル11、バティアンといったケニアを代表する品種が育てられています。ファクトリーを支えているのは、周辺で暮らす1,262名の組合員たち。多くは小さな農園を営む生産者で、それぞれの畑で大切に育てたコーヒーチェリーを、収穫期になるとファクトリーへ運び込みます。

主な収穫期は10月から2月。コーヒーの木に実ったチェリーは、一粒ずつ熟し具合を確かめながら、真っ赤に色づいたものだけが摘み取られます。収穫されたチェリーは、その日のうちに選別され、果肉を取り除く工程へ。未熟な実や傷んだ実、小枝や葉などを丁寧に取り除き、比重によって品質を分けながら、良質なパーチメントだけを選び出していきます。

その後、発酵によって豆の表面を覆うミューシレージを分解し、たっぷりの水で洗浄。アフリカンベッドの上に広げられたパーチメントは、陽射しと風を受けながら、何度も手でかき混ぜられます。水分値が約10.5%になるまでゆっくりと乾燥させ、保管や焙煎に適した状態へと仕上げられていきます。良いチェリーを育てるだけではなく、その品質を最後まで守り抜くために、一つひとつの工程で細やかな管理が続けられているのです。

また、ガクンドゥの協同組合では、農業資材の提供や事前融資、栽培研修などを通じて、生産者の暮らしを支えています。子どもの学費や緊急時の費用にも利用できる融資制度を設けるほか、農園への植樹も奨励。コーヒーを育てる自然環境と、そこで暮らす人々の生活、その両方を守りながら、次の世代へとつながる農業を目指しています。

そんなガクンドゥのコーヒーが持つ、ケニアらしい華やかな果実味と力強い甘さを、今回は深煎りで表現しました。カップから感じられるのは、ビターチョコレートを思わせる濃厚なコクと、なめらかな甘さ。その奥から、パッションフルーツのような明るくジューシーな風味がふわりと現れます。

深煎りらしい香ばしさがありながら、重たくなりすぎず、果実の余韻が美しく残る味わい。それはまるで、フルーツを閉じ込めた上質なチョコレートのようです。

「深煎りなのに、こんなにフルーティーなの?」

そんな驚きとともに、ケニアの大地と、生産者たちの丁寧な仕事を感じながら楽しんでいただけたら幸いです。