ニエリ・ヒル農園には、2019年に訪問しました。ケニアでは小規模生産者が多く、「ファクトリー」と呼ばれる生産処理場にコーヒーチェリーを納め多数の小規模生産者のコーヒーからひとつのロットが作られることが一般的ですが今回ご紹介するこちらのロットは単一農園のロットです。
ニエリ・ヒル農園はケニア山の山麓にあり、ニエリ地区の中でも最も高い場所に位置する農園のひとつです。同農園は1914年に設立され、ケニアで最も古い農園のひとつであり、またケニアに残存している数少ない大農園のひとつです。
同農園は、カトリック教会に所属しており、自前の生産処理設備を所持しています。
1haあたり平均で1,087本の木が植えられており、農園の総面積は1,415haです。農園には、コーヒーの生産のためのインフラがしっかりと整備されています。
同農園ではコーヒーの他に紅茶の栽培や酪農、家畜の飼養も行っています。 収穫されたコーヒーチェリーは水洗処理され、アフリカンベッドで7〜15日間乾燥を行います。
乾燥に要する日数は、気候、周辺温度、生産処理量などにより異なります。 ケニアのコーヒーとしては大変珍しい、単一農園からのロットをぜひこの機会にお楽しみください。
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