00-ニカラグア ラ・ベンディシオン農園 パカマラ・ナチュラル(中煎り)

1,188円(税込)

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生産国  :ニカラグア
農園  :ラ・ベンディシオン農園
農園主  :ルイス・アルベルト・バラダレス
地区  :ヌエバ セゴビア県モソンテ
標高  :1250-1800m
品種  :パカマラ
生産処理  :ナチュラル
焙煎度合い  :中煎り
風味特性  :パイナップル&マンゴーの印象

【ストーリー】 
**La Bendición(祝福)
静かな祈りから生まれる、果実味あふれる一杯**

ニカラグア北部、ディピルト=ハラパ山脈。
朝霧がゆっくりと斜面を包み込み、鳥の声だけが静かに響くその場所に、La Bendición(ラ・ベンディシオン)農園はあります。スペイン語で「祝福」を意味するこの名前は、決して飾りではありません。そこには、ルイス・アルベルトさんの人生と、深い感謝の想いが込められています。

幼い頃、紛争の影響で家族とともに国境を越えたルイスさん。ホンジュラスで過ごした日々の中で、父がコーヒー農園で働く姿を見つめながら、「いつか必ず、この土地に戻る」と心に誓いました。

故郷へ戻り、精製所ラス・セゴビアスを立ち上げ、地域の生産者と歩み始めた彼が、次に夢見たのは“自分自身の農園”を持つことでした。その最初の一歩として選ばれたのが、この La Bendición。

「ここまで導かれてきたこと自体が祝福だった」そう語る彼にとって、この農園は成功の象徴ではなく、人生を与えられてきたことへの感謝そのものだったのです。

農園は標高1,400〜1,700mに広がり、昼夜の寒暖差が大きく、果実はゆっくりと時間をかけて成熟していきます。火山由来の砂質土壌と豊かな有機物、適度な降雨量。自然がもたらす条件に、ルイスさんは“人の手を出しすぎない”という選択で応えました。

牧師として人に寄り添ってきた彼の姿勢は、コーヒーづくりにも通じています。急がず、無理をせず、一つひとつの工程に耳を澄ます。発酵や乾燥はデータで管理されながらも、最後に頼るのは現場の感覚と経験。130人を超えるチームとともに、静かで誠実な仕事が積み重ねられています。

その結果、La Bendiciónのコーヒーには、この土地らしい明るさとやさしさが宿りました。カップから立ちのぼるのは、花のように甘く、ふわりと軽やかな香り。口に含むと、パイナップルやマンゴーを思わせるジューシーな果実味が広がり、瑞々しい甘さが舌の上で弾むように感じられます。

派手さではなく、自然体の美しさ。それはまるで、祝福という言葉がそっと形になったかのような味わいです。La Bendiciónは、ルイス・アルベルトさんの物語の“はじまり”であり、今もなお彼の原点であり続けています。

人生に与えられた恵みを、静かに受け止め、分かち合う。その想いは今日も、山の空気とともに、赤い実の中で息づいています。

どうぞ一杯の中に込められた、この小さな「祝福」を感じてみてください。きっと、心にやさしい余韻を残してくれるはずです。

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