00-ブラジル サマンバイア農園ゲイシャCOEナショナル入賞(浅煎り)

100g 0円(税込)〜

在庫状況 ×

豆の状態

■生産国  :ブラジル
■農園  :サマンバイア農園
■生産者  :エンリケ カンブライア
■地区  :ミナス ジェライス州 サントアントニオ デ アンパーロ
■標高  :950m-1200m
■品種  :ゲイシャ
■生産処理  :ナチュラル
■焙煎度合い  :浅煎り
■風味特性  :ピーチ&ジャスミン、アーモンドの印象

【コメント】

サント・アントニオ・デ・アンパーロの丘から、特別な一杯を

サンパウロから北北西へおよそ300km。
ブラジル・ミナスジェライス州の「カンポ・ダス・ヴェルテンジ」に、小さな村サント・アントニオ・デ・アンパーロはあります。
この地では1778年からコーヒーの栽培が始まり、代々受け継がれてきた知恵と技術が今も息づいています。

丘の斜面に点在する小さな農園たちは、この土地の豊かな自然と丁寧に向き合いながら、時間をかけてコーヒーを育てています。
中でもカップ・オブ・エクセレンス受賞歴を誇る「サマンバイア農園」は、スギコーヒーにとって特別な存在です。

私たちがこの農園と出会ったのは2002年、カップ・オブ・エクセレンスでのこと。
一つのロットに心を奪われ、その豆の生産者であるエンリケ・ディアス・カンブライアさんとの物語が始まりました。

以来、23年。
お互いの言葉を超えて、コーヒーという共通言語で信頼を育んできました。
カンブライアさんの家族は1896年からこの地でコーヒーを育てており、伝統を大切にしながらも、常に革新を取り入れています。
彼の情熱は、品質を求めて止まることを知りません。

今回ご紹介するのは、ゲイシャ種・ナチュラル精製の特別なロット。
カップ オブ エクセレンスのナショナルウィナーに選ばれた逸品です。

標高1,000〜1,200m、赤黄色のラトソル土壌、寒暖差のある気候、そして年間1,500mmの雨。
理想的な環境が、豆の成熟をゆっくりと進め、香味の密度を高めていきます。味わいは、口に含んだ瞬間に広がるフローラルな香り。
その奥に、ブラジルらしいナッツ系のやわらかな甘みが重なり、どこか懐かしく、それでいて洗練された印象を与えます。
収穫された豆は糖度を測りながら丁寧に選別され、天日でじっくりと乾燥。
まるで一粒一粒が宝石のように仕上げられます。

このゲイシャが持つ最大の魅力は、一口目から広がる華やかな花のような香り。
その奥には、ブラジル特有のナッツのようなやわらかい甘みが重なり、やさしくも上品な印象を残します。 糖度を計測しながら収穫されたチェリーは、丁寧に選別され、天日でじっくりと乾燥。
発酵や水分量も細かく管理され、一粒一粒に惜しみない手間が注がれています。
その仕上がりは、まるで香る宝石のよう。フィルターでも、エスプレッソでも、余韻までじっくりと楽しめます。

この一杯には、
長い間培った信頼と友情、
伝統を尊び革新を恐れない農園の姿勢、
そして豊かなミナスの自然が詰まっています。遠くブラジルの丘から届いたこのゲイシャは、
単なるスペシャルティコーヒーではなく、
語りかけるような物語を持ったコーヒーなのです。

イメージはありません。